地勢の大切さ
こんにちわ。先日の台風は恐ろしかったですね。人間の営みなぞ、大自然には敵わないちっぽけなもな、というのをあらためて思い知らされます。
ソレガシの趣味の中心は歴史なので、古戦場や城跡などの史跡によく行くのですが、ただ漠然と行くわけではありません。
事前に歴史を調べ、交通機関や宿泊地を調べ、地図を入手してよく見ます。
便利なのは、やはり国土地理院の五万分の一、二万五千分の一地図ですね。
度重なる開発で土地は昔とは様子が違いますが、地形そのものは変えるのが難しいですよね。その地形に着目すると、なぜそこに城を築いたか?なぜそこで合戦が起きたか?などが見えてきます。岐阜県関ヶ原町は古代から何度も合戦場になっております。まさに「歴史は繰り返す」ですね。
また、地図を見ながら旅をすると、軍隊の参謀旅行みたいで「気分がいい」です。
最近はアプリの地図もよく使います。
ちなみに江戸城…徳川が入る以前は土の城でした。城下町は現在の平川門辺りで、諸国の物資や人が離合集散する発展した街でした。また太田道灌公時代は、現在の北詰門が軍勢の出撃地でした。常時、三千人の兵がいました。日比谷は海で、赤坂あたりは沼地でした。江戸城は東に顔を向けた城でした。
このように地形・地勢を見れば、現代の我々にも歴史は無関係ではない、と理解頂けるでしょう。それは水害の歴史にも言えます。
皆の衆も住む場所を探す時は、住みたい所に行って歩き回りましょう。できれば地図を持って。更に図書館に立ち寄り、郷土史コーナーに行きましょう。そこには水害など自然災害の歴史が必ずあります。また気を付ける場所が古代から変わっていないと分かるはずです。