やっと出た 『太田道灌と長尾景春』
こんばんわ。
この十数年、ソレガシが待ち望んでいた本が昨年でました。
駿河台大学の黒田基樹先生の労作です…どこかの上司と姓が被っていますが、偶然でしょう。
日本中世史のトップを走る黒田先生、読みきれない程の著作を書かれており、太田道灌や後北条氏研究では他の追随を許さない方でして、ソレガシも沢山読ませて頂きました。
太田道灌公の本がいっぱい!(´ω`)
また近年では大河ドラマ『真田丸』の監修を他の先生方と行われています…あれは歴史コメディとしてなら面白いですが、脚本がゴミなので、これ以上は申し上げることはございません(長○まさみは大嫌いな女優です)。
閑話休題…
ソレガシの蔵書の一部をご紹介しましょう…え?興味ない?…タダノジコマンゾクデスガナニカ?…
太田道灌公の暗殺の黒幕です。最後は越後で戦死しました。マジ、ザマァ!
鎌倉時代末期から室町時代前半60年に渡る動乱期を生き抜いた武士達の涙ぐましい記録ですね。良書です。
戎光祥出版の中世武士選書はオススメのシリーズです。
ミネルヴァ書房のこのシリーズもいいですよ…でも一冊三千~四千円弱するのがね…。
昔の人の心中を知るのに、和歌の歌集ほど良いものはございません。特に鎌倉幕府の三代将軍・源実朝公は歌人として優れています。
実朝公の歌の中でソレガシも好きな歌を一首
「大海の 磯もとどろに 寄する波 破れて砕けて 裂けて散るかも」
見事な情景描写です。目の前に波で荒ぶる大海が拡がるようです。
どれも楽しいですよ。
口直しに西洋の戦史もいいですよ。
友人の鷹橋忍さんは歴史ライターとして活躍されています。
博物館や美術館で開催される展覧会の図録も貴重な本です。
本好きはよそさまの蔵書も気になります。見たいですね。